アジサイの育て方

別名 : ハイドランジア など | ユキノシタ(アジサイ)科 | 原産 熱帯アジア |

栽培データー

難易度:ふつう | 丈夫で大変育てやすく、花色も豊富
花の咲く時期:5〜7月|花芽形成期:10月|剪定:7〜9月中旬|さし木:3月中旬〜4月、6〜7月|植え替え(鉢植え):7〜9月中旬|植え付け(標準):11月中旬〜3月|植え付け(寒冷地):3月〜4月|肥料の時期:7〜9月、11月中旬〜2月中旬|使用用途:庭・花壇・鉢・コンテナ|

■かかりやすい病気と害虫
 病気 腐敗病 / 害虫 ダニ類 アブラムシ

■育て方のポイント
 ◯日当たり(半日陰も可)を好む
 ◯鉢植えの場合、植え替えは花後におこなう
 ◯株元を乾燥させないように注意する
 ◯花後の剪定は、切りすぎると次の年花が咲かない

■知識
 丈夫な植物で、栽培は比較的容易です。7月下旬~8月下旬頃に花が咲き終わったあとに、花か
ら2節ほど下の部分で切り戻しをおこないます。花は咲き終わっても散ることなくくっついている
ので、株のためにも早めに切ってあげた方がよいでしょう。
 アジサイは今年咲いた花のちょうど下の部分の芽が花芽になるので、あまり切りすぎると次の年
の花が咲かなくなることがあります、注意しましょう。基本は「花の咲いた枝は切って、今年花の
咲かなかった枝を残す」です。なぜなら、花の咲かなかった枝は翌年花を付ける可能性があるから
です。また、翌年咲く花芽は10月頃にはすでに完成します。ですから9月中旬以降にばっさりと短
く切り戻しを行うとこの花芽を切ってしまう恐れがあるので花後はできるだけ早く切り戻しを行う
ようにしましょう。ただし、小さく仕立てたい場合秋に花芽が肉眼で確認できたら、そのすぐ上あ
たりで枝をを切ってもかまいません。今年伸びた枝には翌年花芽が付かないからです。花芽は葉芽
に比べてふっくらとして丸いので判断しやすいと思います。
全体を小さく仕立てなおしたい場合は株全体を切り戻すようにします。一部の枝だけ短く切り戻し
てもそこから芽が出てこないことがあり、かえって樹形がおかしくなることがあるからです。

【花の付き方/POINT】
アジサイは今年伸びた新しい枝には花芽を付けません。その下の昨年伸びた枝の葉の付け根に花芽
を付けます。要するに、今年伸びた枝に花芽が付くとしたら翌年の秋、そして花が咲くのは翌々年
ということになります。こういう昨年の枝に花芽がつくものを「2年枝に花が付く」といいます。
ちなみに、アジサイは気温が18℃以下に下がると花芽が作られるといわれています。高温時期は花
芽ではなく葉芽が出ます。

■季節/置き場所/日常の手入れ
 日当たりのよい場所が好ましいですが、日本原産のガクアジサイは半日陰でもじゅうぶんに育ち
ます。 寒さには強いので、冬でも外で充分育ちますが、西洋アジサイは寒さに比較的弱いので、
11月以降は室内に取り込むようにしましょう。反面、あまり暑くなりすぎると(20℃を超すと)
突然開花しなくなることもあるので、できるだけ風通しのよい場所を選ぶようにしましょう。
 常に湿っている状態が好ましいですが、水はけが悪くて一カ所に水がたまっているような状態は
好ましくありません。夏はとくに乾燥に注意しないと株が枯れてしまうことがあります。日当たり
がよくすぐに土が乾いてしまうような場所に植えている場合は、乾燥させないように株もとに乾燥
防止の敷きワラをおこなう方がよいでしょう。ただし、開花時期は少し乾かしぎみにし、水をやり
すぎないようにします。
 庭に植えている場合は、1年に1回3月下旬に株を囲むようにぐるっと溝を掘って、そこに化成
肥料を施します。量は袋に書いてある量を目安にしてください。肥料の主要成分が同率のものを選
ぶとよいです(例/窒素:リン酸:カリ=8:8:8)。鉢植えのハイドランジアの場合は 10日
に1回薄めた液体肥料を水やりと同様のやり方で与えます。

■用土/植え替え
水はけのよい土を好みます。赤玉土6:鹿沼土3:ピートモス1の割合で混ぜた土を用います。
アジサイは土の酸性土によって花の色が変わる性質があり、酸性土が強いと青色に、アルカリ性が
強いとピンク色になります。ちなみに鹿沼土もピートモスも酸性なので、ピンク色をキレイに発色
させたい場合は、ピートモスの代わりに腐葉土を用い、過リン酸石灰を1000倍に水で薄めたも
のをでまんべんなく土にかけるとよい。与える時期は3月から開花まで。月2回の割合で与えます。

■植え替え
庭植えでは植え替えの必要はありません。鉢植えの場合は、根がきちきちに張って根づまりを引き
起こすので1年に1回、花が終わった7月下旬頃におこないます。また、苗を植え付ける場合は基
本的に休眠期の冬に行います。寒冷地ではできるだけ寒さを避け3~4月に行います。

■ふやし方
挿し木でふやすことができます。適期は6月上旬頃で、花の付いていない枝の先端を15cmくら
いに切り取り、砂を入れた鉢などに挿します。1ヶ月くらいで根がでてきますがそれまでは直射日
光はできるだけ避け、半日陰の場所に置くようにしましょう。
①まだ花をの付いていない枝を2~3節ごとに切ります
②土にさす部分の葉をとりのぞき土に挿します