バーベナの育て方

別名:ビジョウザクラ | クマツヅラ科 一年草、多年草 | 原産 北・南アメリカ |

栽培データー

難易度:ふつう |タネまき可
花の咲く時期:5〜10月|タネまき時期:3中旬〜4月、9月|肥料の時期:6〜10月|
使用用途:花壇・鉢(プランター)・ハンギング・グランドカバー

■かかりやすい病気と害虫
 病気 ウドンコ病
 高温多湿時期にウドンコ病が発生しやすいです。葉や茎がカビの菌糸で追われて白い粉をはたい
 たように白くなり、植物を弱らせます。チッソ分の肥料を控え、風通しをよくして発生を予防し
 ます。被害にあった場合は、殺菌剤をまいて被害の拡大を抑えます。

■知識
 アメリカ大陸を中心として、ヨーロッパ、アジアなどに約200種が分布します。園芸で栽培され
 ているものは「一年草扱いタイプ」と「宿根草タイプ」の2タイプに分けられます。前者に比べ
 て後者は性質も強健で育てやすいのが特徴です。花壇や鉢植えの他、地面補覆うグランドカバー
 やハンギングバスケットにも利用されます。
 茎が立ち上がる高性種と這うように広がるほふく性種があります。主な開花期は春~秋、サクラ
 ソウのような姿の小花がかたまってボール状に付きます。花色は白、赤、ピンク、紫、青紫、紅
 紫などがあります。やや乾燥気味の土壌をこのみ、多湿を嫌います。

■季節/日常の手入れ
 一年草タイプは寒さや暑さに弱く、宿根草タイプは強健で手間のかからないものが多いです。
 どちらのタイプかで育て方は若干異なる。花手毬やタピアンは宿根草タイプに準じるとよい。
 一年草タイプ
 枯れた花は花茎ごと切り落とします。そのままにしておくと、タネを作るのに栄養を持って行か
 れて株が疲労するからです。株が疲労すると、開花期間が短くなります。春に1ヶ月ほど咲いた
 あと、1ヶ月半ほどピタッと花が止むこともあります。
 また、夏は暑さで弱り、開花が止まることが多いです。
 宿根草タイプ
 這うように伸びるものは、夏の終わりに全体を半分くらいに切り戻すと、秋にバランスのよい草
 姿で花を咲かせます。苗を購入した場合、ある程度伸びたところで芽の先端を摘んでワキから枝
 を出させるようにすると、よく茂り、ボリュームのある草姿になります。
 高性種(茎が立ち上がるタイプ)は作業は特にありません。

■日当たり・置き場所
 一年草タイプ
 露地植えより、場所を移動できる鉢植えが適しています。春と秋は屋外の日当たりのよい場所に
 置きます。暑さに弱いので夏は風通しのよい明るい日陰が適しています。耐寒性もあまりないの
 で冬は霜や寒風を避けたベランダや日当たりのよい室内に置きます。
 宿根草タイプ
 暑さ、寒さに強く、生育も旺盛なので露地植えに適しています。
 一年を通して日当たりと風通しのよい場所で育てます。

■水やり・肥料
 土の表面が乾いたら水をたっぷり与えます。乾燥には比較的強く、じめじめした多湿を嫌います。
 肥料は春~秋、月1~2回程度、液体肥料を与えます。

■用土/植え替え/植え付け
 水はけがよく、腐葉土などの有機質がたっぷり入っていたら、特に土質は選びません。
 鉢植えのものは根がぱんぱんに張っているようなら、一回り大きな鉢に植え替えます。
 適期は3月~4月、もしくは10月です。苗の植え付けは4月~5月に行います。

■ふやし方
 一年草タイプ
 タネをまいてふやします。発芽適温は15℃~20℃、適期は3月下旬~4月、もしくは9月中旬~
 10月です。タネの表面には発芽を抑える物質が含まれているるので、一晩水につけてから表面を
 もむように水洗いします。そのまままくと発芽率は悪いです。タネが隠れるくらい土をかけます。
 発芽まで約3週間かかるので、それまで乾かさないように管理します。
 本葉が4枚くらいに育ったら、小さな鉢に一度仮植えします。秋にまいたものは室内やベランダで
 寒さを避け、春に植え付けます。
 小苗の状態で、多湿状況に置くと立ち枯れ病を起こしやすいので気をつけましょう。
 宿根草タイプ
 さし芽でふやします。適期は4月~5月、茎を2~3節(5~6cm)で切り取って、一番下の葉を取り
 除いて用土に挿します。乾かさないように管理すると2~3週間で根が出てきます。
 苗がある程度の大きさに生長したら植え付けます。